藍野病院
藍野病院のご紹介 | |
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藍野病院は昭和40年に設立、当初精神病院として発足し、その後総合病院化しました。現在は一般病床369床、精神科病床600床と合計969床を有するケアミックス病院です。 地域連携に力点を置いており、51床の地域包括ケア病棟を有し、在宅療養患者の訪問診療をバックアップする在宅療養後方支援病院となっております。 難病医療への取り組み 藍野病院・脳神経内科は、当時、院長に就任した杉野正一が平成23年11月に標榜科として旗揚げした診療科です。当院の強みである、リハビリ科や臨床心理科などコ・メディカルが充実しており『チーム医療』が実践できること、また必要に応じて精神科と緊密に協力体制が取れることなどを生かして、身体のみならず精神にも対応が必要となる高齢者でよくみられる神経疾患、特にパーキンソン病関連疾患に力点をおいて診療をおこなっています。 パーキンソン病診療においては、平成26年10月より外来通院患者を対象にした『あいの流パーキンソンダンス教室』を週1回4週連続を1クールとして、年に4回開催しております。参加費は無料です。令和2年3月現在、のべ660人以上の方が参加されています。 平成27年2月からは、パーキンソン病患者様の在宅療養の継続を目的として『パーキンソンリハビリ+教育入院』を開始しました。4週間のリハビリテーションに加え、臨床心理士、薬剤師、看護師、栄養士、社会福祉士ら多職種専門士による『チーム医療』で治療に取り組んでいます。令和2年3月現在、173名の患者様が入院治療を受けられています。最近では大阪市内や他府県からの入院患者様も増えてくるなど、好評を頂いております。 なお、令和元年4月からは、リウマチ・膠原病センターが発足し、内科、整形外科、リハビリテーション科、登録リウマチナースなどで『チーム医療』の展開を始めています。 難病に対する地域支援 先に述べた、外来通院患者に対するパーキンソン・ダンス教室の開催に加えて、パーキンソン病友の会高槻・茨木市支部である『うの花会』への開催会場の提供や講演、体操などの催し物の協力を随時行っています。 また、大阪医科薬科大学病院が中心となっている『三島圏域難病ネットワーク事業』への参加に加えて、平成30年より、当院主催で『パーキンソン病地域連携の会』を年1回開催し、地域包括支援センター、訪問看護ステーションや居宅介護支援事業所のケアマネージャーなどと相互の情報提供と地域連携の強化を図っております。 神経難病患者様に対するレスパイト入院も実施しています。 写真:パーキンソンダンス |